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クルクミンの可能性と課題

クルクミンの効果 ~老けない、太らない、臭わない!~

クルクミンで、アンチエイジング!

がんやアルツハイマー病の予防効果もあるクルクミンですが、より身近な効果も期待できることがわかっています。
そのひとつが美肌効果です。クルクミンは細胞の老化に影響を及ぼしているとされるNF-κBの働きを抑制する効果があります。NF-κB自体は、免疫や細胞機能の調整に欠かせないのですが、これらが紫外線やウイルスの攻撃を受け異常に活性化すると、メラニン色素が増加し、シミやくすみを引き起こしてしまいます。しかし、クルクミンによって、異常に活性化したNF-κBを正常化できれば、メラニンの増加を押さえ込むことができ、美肌効果を期待できるのです。

太らない体質をクルクミンでつくる!

メタボリックシンドロームにも効果があることがわかっています。クルクミンには、体脂肪の蓄積を抑制する機能があるからです。
東北大学の農学部の宮澤陽夫氏らは、クルクミンを高脂肪食とともに2週間、ラットに摂取させました。すると、クルクミンを与えないグループに対して、脂肪蓄積の抑制効果が見られたのです(※)

※参考:Asai A, Miyazawa T. Dietary curcuminoids prevent high-fat diet-induced lipid accumulation in rat liver and epididymal adipose tissue. Journal of Nutrition 2001; 131: 2932-2935.

気になる口臭もクルクミンで解決

ある企業が実施した意識調査によれば、9割を越える会社員が自分の口臭を気にしていると答えています。臭いにとりわけ敏感な現代人ですが、クルクミンは、その気になる口臭をも防ぐことができます。
口臭というと、口内での菌の繁殖が原因と思われがちですが、別の要素も多大に関係しています。肝臓の働きが低下して分解しきれなかったために起こるものもあれば、胃炎などによって消化不良になることで起こるもの、呼吸器系の炎症などで起こるものなどもあるのです。
まず、クルクミンは肝臓の働きをよくするため、肝臓の働きの低下によって起こる口臭を予防します。そのうえ、抗炎症作用もありますから、胃炎や呼吸器系の炎症が原因で起こる口臭をも予防できます。
老化、“メタボ”、口臭といった日常のカラダの悩みも改善できるクルクミン。現代人にとって、クルクミンのある生活を送ることは理に適っているといえます。

クルクミンってなに?

ターメリック(粉ウコン)に含まれる黄色の色素です。

ウコンは、南アジア、アジア、アフリカ、中南米の熱帯地域から亜熱帯地域にかけて生息するショウガ科の多年草植物です。天日で乾燥させたものを細かく砕き、粉末状にしたものがターメリック(粉ウコン)になります。アキウコン、ハルウコン、ムラサキウコンといったものがありますが、食用に使われるのはアキウコンです。ウコンは古来より肝臓に良いとして、漢方薬としても使用されてきました。
原産地はインド。紀元前2000~1500年頃には、既に栽培され、利用が始まっていたという記録が残っています。日本には、平安時代中期に中国から輸入されました。  

肝機能改善で知られるクルクミン

ウコンに含まれる有効成分クルクミン。カレーの主要スパイスであるターメリック(粉ウコン)の黄色色素を指します。その鮮やかな色から、たくわん、ウィンナーソーセージなどの天然着色料として利用されていますが、肝機能改善の効果があることが古くから知られていました。
しかし、肝臓以外にもカラダのさまざま箇所に働きかけることが近年明らかになっています。

ウコンの成分 クルクミンの応用分野