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クルクミンの可能性と課題

クルクミンの効果 ~肝機能効果〜

なぜクルクミンが、日本人に支持されるのか?

新年会やお花見、暑気払いに忘年会。さらに毎週ある取引先の接待や、会社の上司や友人との親睦会……etc。私たちの生活には、お酒を飲む機会が溢れています。
しかし、日本人の多くは、体質的にお酒に弱いことが明らかになっています。
お酒を摂取すると、アルコールは肝臓でアセトアルデヒドに変わり、さらに酢酸に変わります。悪酔いや二日酔いの原因のひとつはアセトアルデヒドですが、これを分解して酢酸に変える酵素がアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)。アルコール代謝でとくに重要なのは、ALDH1とALDH2の2つです。
ところが、黄色人種である日本人の約半数は、ALDH2の酵素がまったく働かないか、働きの弱い人で占められています。ちなみに、黒人と白人にALDH2が欠けている人はまれです。日本人は人種的にお酒に弱いのです。
そこで登場するのがクルクミンです。なぜなら、クルクミンは胆汁の分泌を促し、アセトアルデヒドの代謝を促進する働きがあるからです。
お酒が弱いのに、飲酒の機会が多い日本人。クルクミンはそんな日本人に最適な「健康成分」といえます。

ウコン クルクミン アルコールの分解過程

クルクミンってなに?

ターメリック(粉ウコン)に含まれる黄色の色素です。

ウコンは、南アジア、アジア、アフリカ、中南米の熱帯地域から亜熱帯地域にかけて生息するショウガ科の多年草植物です。天日で乾燥させたものを細かく砕き、粉末状にしたものがターメリック(粉ウコン)になります。アキウコン、ハルウコン、ムラサキウコンといったものがありますが、食用に使われるのはアキウコンです。ウコンは古来より肝臓に良いとして、漢方薬としても使用されてきました。
原産地はインド。紀元前2000~1500年頃には、既に栽培され、利用が始まっていたという記録が残っています。日本には、平安時代中期に中国から輸入されました。  

肝機能改善で知られるクルクミン

ウコンに含まれる有効成分クルクミン。カレーの主要スパイスであるターメリック(粉ウコン)の黄色色素を指します。その鮮やかな色から、たくわん、ウィンナーソーセージなどの天然着色料として利用されていますが、肝機能改善の効果があることが古くから知られていました。
しかし、肝臓以外にもカラダのさまざま箇所に働きかけることが近年明らかになっています。

ウコンの成分 クルクミンの応用分野

クルクミンの応用分野