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クルクミンの可能性と課題

クルクミンの効果 ~抗うつ効果~

クルクミンの持つ抗うつ効果

うつ病は、何らかの要因により、脳内伝達物質の不足が原因とされています。
現在利用されている抗うつ剤は、こうした不足する伝達物質の分解を抑制する作用を利用しています。
このような薬物療法は、長期服用が必要であり、さまざまな副作用が心配されています。
クルクミンには、このような脳内伝達物質を増やす働きがあることが報告されています。

ウコンの成分 クルクミン うつ症状の方の脳内の様子

《参考》 
Antidepressant activity of curcumin: involvement of serotonin and dopamine system. Kulkarni SK, Bhutani MK, Bishnoi M. Psychopharmacology (Berl). 2008 Dec;201(3):435-42. Epub 2008 Sep 3.

クルクミンってなに?

ターメリック(粉ウコン)に含まれる黄色の色素です。

ウコンは、南アジア、アジア、アフリカ、中南米の熱帯地域から亜熱帯地域にかけて生息するショウガ科の多年草植物です。天日で乾燥させたものを細かく砕き、粉末状にしたものがターメリック(粉ウコン)になります。アキウコン、ハルウコン、ムラサキウコンといったものがありますが、食用に使われるのはアキウコンです。ウコンは古来より肝臓に良いとして、漢方薬としても使用されてきました。
原産地はインド。紀元前2000~1500年頃には、既に栽培され、利用が始まっていたという記録が残っています。日本には、平安時代中期に中国から輸入されました。  

肝機能改善で知られるクルクミン

ウコンに含まれる有効成分クルクミン。カレーの主要スパイスであるターメリック(粉ウコン)の黄色色素を指します。その鮮やかな色から、たくわん、ウィンナーソーセージなどの天然着色料として利用されていますが、肝機能改善の効果があることが古くから知られていました。
しかし、肝臓以外にもカラダのさまざま箇所に働きかけることが近年明らかになっています。

ウコン クルクミン

ウコン クルクミン クルクミンの応用分野